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素朴さが求められる時代

  • 執筆者の写真: 斐 冨山
    斐 冨山
  • 9月5日
  • 読了時間: 3分

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広告に素人っぽさ、素朴さが表現されていることが多いなと思いますよね。

YouTube広告でも、今スマホで撮りましたというような映像に、

20代の女の子の声で素朴なナレーションという組み合わせはよく拝見しますし、

大手企業様のTVCMでも、ジャンルによりますが優しく語るようなナレーションが増えてきたように感じます。


昨今どんなジャンルでも、ナチュラル感を求められることが多いようです。

バキバキの完全無欠さより、親しみやすく共感できることが多く求められ

支持されているみたいですね。


宅録という手段を置いておいても、

こんな時代だからこそ、私がお仕事をもらえたのかなとも思います。


バキバキのプロっぽさ以外の表現が増えてきた


『頑張らない』『無理しない』『自分を大事に』

時代がそんな風潮ですよね。優しい時代になってきて、良かったなと個人的には思います。

先人達の積み重ねで、やっと今個人の意見や心を大切にしようという時代にまで来れたんだと思います。とてもありがたい時代です。


蹴落としてでも上に進め、というより、共感や繋がりの時代になってきましたよね。

その中で、映像にも視聴者にわかりやすく親しみやすい表現が増えてきて

それに合うナレーションも抑揚がしっかりしたハキハキしたナレーションよりも

喋り言葉のような素人っぽさがマッチするのかなと思います。


この時代と、経験のない私のナレーションがマッチした結果、最初のお仕事に繋がったのだろうなと感じます。

なぜならバキバキにスタジオで喋っているプロのナレーターではなく、

経験の薄さからくる素人っぽさ、というよりガチ素人ということで

それが映像にマッチしたんだと思います。


ただ最初はそれで良くても、重ねていくと感じる

素人のままでは、視聴者への寄り添い度合いが足りない

プロが素人のように喋るとでは差があるなと(当たり前ですが)



そこで推したい女優読みのモノローグ


完全に自分の趣味です、女優さんのナレーションが好きなのです。

もちろん女優さんは表現に対して素人ではありません。ですが、ナレーションのプロではありません。そこが私には、共感や親しみやすさを感じてとても好きなのです。


最初は女優さんがナレーションをしていて

最後の大切な社名や、社名を言う前の企業の大切な理念はプロのナレーターが喋るCM

はよく見ますよね。

今をときめく女優さんの声、広告塔、という役割でありながら、

なぜこんなに親しみやすさを感じるのだろうと、いつも思っていました。


よく知る声だから、以外の理由


私はやっぱり、『ベースが演技』になるからなのかなあと思ったのです。

行動を促す演技ベースの喋りだから、聞きやすく共感しやすいのかなと。


ドラマとか見ててもそうですが、セリフにグッときたり泣いたりするのは、

共感したり、自分を投影したりするからですよね。


要は見ている、聞いている側にわかりやすい、

等身大の表現力だからかなと思います。


ということで私は女優読みが大好きです。

根底に演技があって、セリフのようなリズムがあって人間が喋っている感が強いナレーションが、ナチュラルな映像に合うなと思いますし、

商品CMだけでなく企業VPにもすごい合うなーと個人的に思います。






 
 
 

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